□ 用語解説 □
黄金分割 : 古来より洋の東西を問わず、追い求められ完成された分割の姿。 分割は造形行為のなかで、或る領域をいくつかに分かつことで得られる 視覚的バランス効果を持ち、ピタゴラスもソクラテスも造形活動の原点は 美しい比例関係にあると定義している。つねに理想美の具現といわれる “ミロのヴィーナス”の均整のとれたプロポーションも、やはり からだの 部分比率の多くが黄金分割によって決定されている。 |
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スパイラル: 或る1点から始まり、二次元、三次元と無限に成長してゆくことのできる形。 ひまわりの種の配列、パイナップルの表皮、動物の角、さらにヒトの耳中 器官である蝸牛管(かぎゅうかん)等、そしてそれは生物世界に限らない。 顕微鏡レベルのミクロの世界から天空にかかる壮大な銀河にいたるまで、 あらゆる自然現象は“らせん”の支配を受けていると言って良い。 なかでもオウムガイの内部は最も明瞭に美しいらせんの構造を呈す。 常に外に向けて進化する“カタツムリ・ライン”(ドイツの画家アルブレヒト・ デューラーがらせんを表現する言葉として呼んだ)をデザインに適用した。 |
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フラクタル: IBMのトーマス・J・ワトソン研究所のベノア・マンデルブロによる造語。 語源はラテン語のフラクタス(Fractus)。雪片や砕けた石の意味を持つ。 同一 もしくは 似かよった形状を1つ断片に見立て繰り返すことによって、 理論上は永遠にどこまでも連ねてゆくことが可能になる。 自然界では 三椏(みつまた)の木や雪の結晶の例が解りやすい。 |
■◆■ ス パ イ ラ ル ■◆■ | ||||
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■◆■ フ ラ ク タ ル ■◆■ | ||||
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ながく黄金分割とシンメトリーに縛られ続けてきた西欧における美のすがたは、ともすると 息苦しまでの完成美であり、出口のない数理性であることを免れなかった。 これに対し 日本における分割行為は、「真を外す」ことや「崩す」ことを自然の摂理に学び、有機的に 構図に躍動感をあたえる能力を育んできたのではないだろうか。 (のざき) |
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